囲碁の第15回広島アルミ杯若鯉戦の決勝が22日、広島市で打たれ、藤沢里菜女流三冠(22)が孫喆(そんまこと)七段(24)を破って初優勝した。男女競合の公式戦で女性棋士が優勝するのは史上初。
若鯉戦は、30歳以下で七段以下の棋士が参加する1手30秒の早碁の若手棋戦。予選を勝ち抜いた16人による本戦トーナメントが21日から開かれていた。
藤沢は前回優勝者の平田智也七段(26)らを下し、3連勝で決勝に進出。決勝は昨年の新人王の孫を相手に、最終盤まで優劣がほとんどつかない互角の展開に持ち込んだ。総手数が332手にわたる大熱戦となり、最後は勝敗を分けるポイント差が最も小さい「半目勝ち」を収めた。
終局後、藤沢は「少し苦しいと…
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル